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「アオコ」ってなに?

アオコ

アオコとは

アオコとは、植物プランクトンのことです。

最近になって、その存在が知られるようになったわけではなく、昔から良く見られる植物プランクトンとしてアオコは知られていました。
アオコといった藻類は、約20億年も前から繁殖を続けていたとされていますので、歴史的にも知られている藻類の一種なのです。
また、アオコそのものは水質汚染でクローズアップされることもありますが、本来は水質汚染ではなく、酸素を作り出してくれるプランクトンとして有名でした。
ですが、昔に比べて環境変化が著しい現在の地球では、アオコに関しても良い影響を与え続けるものではなくなっているのです。

アオコの補足となりますが、アオコは同じような姿形のものばかりが存在しているわけではありません。
アオコは国内だけでなく、海外でも見られるほど繁殖力が強く、且つ環境に適応して形を変えるプランクトンでもあるのです。
国内では、淡水藻類だけでも数千種の生育が報告されているほど、種類・数の多さでは類を見ないほどに有名な藻類です。
しかし、このような強靭さを誇っているため、かえってアオコが増殖しすぎるということもあり、国内においてもアオコの悪影響が一般に知られるようになりました。

アオコのもたらす影響

アオコのもたらす影響ですが、前述のとおり良い影響ばかりではありません。

アオコの悪影響として知られるようになったものに、プランクトンの増殖は大増殖と言われるほどの増殖では、酸素を多く使ってしまうという悪影響が知られるようになっています。
本来のアオコは酸素を増産してくれるプランクトンです。
そのため、良い藻類としても知られているのですが、プランクトンそのものは増えすぎてはいけないという約束事があります。
赤潮もプランクトンの増殖によって発生するのですが、プランクトンも微生物ですので酸素を使用することによって、プランクトンの数は増えていき、且つ生存することができるのです。

このように、アオコも増えすぎると水面が緑色になってしまうほど、増えすぎていることがわかるようになります。
最初は動植物に悪影響を与えるのですが、一般的に知られている悪影響では魚がゆるやかに死滅してしまうという影響があるのです。
魚も酸素不足になってしまうと活動が弱まってしまいますし、餌を取れなくなってしまうと死んでしまいます。
近年では、アオコそのものに毒性があることも指摘されるようになりました。
そのため、魚だけでなく人体にも悪影響を及ぼすのではないか?と考えられるようになったのです。

このようなリスクが生じてしまうため、水質汚染につながってしまう可能性のあるプランクトンとして報告されることもあるのです。