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新エネルギーの可能性

エネルギーのイメージイラスト

新エネルギーとは

エネルギー問題を解決するためには従来使われてきたエネルギーではなくて、別の新しいエネルギーを利用することが必要です。

化石燃料はこのままのペースで利用し続けるといつか枯渇してしまいます。
石油や石炭が燃焼すると温室効果ガスが排出されて地球温暖化が促進されるという問題もあります。

新しいエネルギーに求められる性質として、今まで使われてきた化石燃料や原子力などとは異なり、枯渇せず、環境を破壊する性質のないことは重要です。
そのようなエネルギーとして新エネルギーが注目されています。

新エネルギーの可能性


新エネルギーとして考えられているものはたくさんあります。
太陽光発電や風力発電、バイオマス、地熱発電といったものがあり、これらの中には実用されているものも多いです。
新エネルギーはどれも枯渇する心配がなく、環境への影響も少ないものばかりです。

燃料電池・太陽光発電・バイオマスなどを研究から商品化に近づけるにあたり、様々な使用環境を想定した試作品を少しずつ条件を変えて作製、それらが有効かどうか測るため、物性測定や電気的試験・熱量測定など、数多くの検証試験が行われます。

現在ではまだ化石燃料にエネルギーのほとんどを頼っている状態が続いているのですが、将来的には再生可能な新エネルギーによって、世界のエネルギー資源の大部分を賄うことができると予測されています。
そのような時代が来れば、地球環境問題の大部分が解決しているか、状況が改善されているでしょう。

新エネルギーという言葉は新エネルギー法という法律から由来します。
1997年に新エネルギー法が成立して、2008年には改正されました。
新エネルギーとして指定されているのは再生可能なエネルギーに限定されています。

再生可能エネルギーとは自然界に存在して、エネルギーとして利用するよりも早く新たなエネルギーが補充されるエネルギーのことです。
再生可能なエネルギーの対義語としての枯渇性エネルギーには化石燃料やウランなどが含まれています。

再生可能エネルギーをこれまでのエネルギー資源の代替として使えるようになれば、エネルギー問題を解決することができます。

100年や200年先の未来でも問題なくエネルギーを供給することができる新エネルギーを見つけ出して、それを実用できる状態にすることが現在の課題となっています。

太陽光発電や地熱発電などは現在でも行われていますが、従来のエネルギー資源を駆逐するほどの状態にはなっていません。

新エネルギーには色々な可能性が秘めています。
新エネルギーを上手く扱うことができれば、世界中の人がエネルギー問題を気にすることなく生活を送れるようになるでしょう。