
絶滅危惧種とは
絶滅危惧種とは、絶滅の危機にある生物のことをいいます。
絶滅の危機に瀕しているのは動物だけではなく、昆虫や植物などもあり、現在、約17,300種類にものぼると言われています。
その内、22%が脊椎動物、35%が無脊椎動物、そして70%が植物です。
絶滅する生物が増えると、それだけ生態系が崩れ、生物多様性も止まってしまいます。
それは、地球の滅亡にも繋がるかもしれません。
私たち人間は、この危険性を重く捉え、絶滅の危機にある生物を守っていかなければなりません。
そのために、世界中で様々な活動が行われています。
絶滅してしまう理由
生物が絶滅してしまうという現象は、地球が誕生して以来、あらゆる生物に起こっていて、特別珍しいことではありません。
恐竜の絶滅がその良い例です。
氷河期という過酷な自然環境の中で生きることができないために絶滅しました。
地球上の生物は、移り代わる自然環境に上手く順応して進化するものもいれば、順応できずに絶滅していくものもいるのです。
しかし、現在起こっている生物の絶滅は、自然環境が変わったせいで起こっているわけではありません。
土地を広げたり、紙や資材の調達のために木が伐採され、世界中で森林が次々と姿を消していっていますが、その森林に生きていた多くの生物たちは生きる場所を奪われ、生きられなくなってしまったり、食用にするために乱獲されたり、毛皮や牙、角を販売するために乱獲されたりして、絶滅の危機にさらされています。
つまり、現在のほとんどの絶滅危惧は、人間による自然破壊や乱獲が原因で起こっているのです。
人間の欲が絶滅危惧種を生み出したと言っても過言ではありません。
絶滅危惧にある生物たち
現在、絶滅危惧種になっているのは、どのような生物たちなのかご存知でしょうか?
日本ではコウノトリやトキが絶滅のお恐れがあるとして知られていますが、世界では他にもたくさんの生き物が絶滅の危機に瀕しています。
ゴリラやチンパンジー、オラウータン、ライオン、トラ、チーター、ジャイアントパンダ、アジアゾウ、カバなど、動物園でおなじみの動物たちをはじめ、タンチョウヅル、ウズラ、シマフクロウなどもその数が激減しています。
それだけではありません。
ゲンカイツツジやオニバス、キキョウといった約18,000種類もの植物、アカウミガメ、イヘヤトカゲモドキ、ミヤコカナヘビといった爬虫類や両生類、魚など多くの生き物が絶滅危惧種に指定されています。
絶滅危惧を防ぐには
現在、世界中で起こっている絶滅危惧を防ぐに、私たち人間が最もすべきことは、自然破壊を止めることです。
そして、絶滅に瀕している生物を、絶滅しないように保護していかなければなりません。
その目的のために設立されたのが、自然保護期間である「国際自然保護連合(IUCN)」です。
IUCNでは、1966年からどのような生物が絶滅に瀕しているのか調査を行い、「レッドリスト」を作成して公表しています。