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家庭内で省エネできるスマートハウス

スマートハウスとは

スマートハウスというのは、ITの最新技術を活用することによってエネルギーのマネジメントができる住宅のことを言います。
スマートハウスのポイントは、家庭内でエネルギーを作ることのできる「創エネ」にあります。
ですから、太陽光発電の設置はスマートハウスにとっては欠かせません。

家庭内にエネルギーを貯める「築エネ」もスマートハウスの特徴です。
さらに、家庭内の電気の消費を抑える「省エネ」もスマートハウスには欠かせない要素のひとつです。
エネルギーをマネジメントするにあたっては、太陽光発電と住宅用蓄電池に加えて、HEMSが必要です。

HEMSというのは「ホームエネルギーマネジメントシステム」の略で、家庭で使われるエネルギーを節約する役割を果たしています。
HEMSがあれば家電機器を自動制御できるばかりではなくて、電気やガスの使用量をモニター画面で見える化することも可能です。

スマートハウスのメリット

スマートハウスのメリットは、何よりも電気料金を節約できることにあります。
使用する電気は常に管理されており、無駄がないように最適化されていますので、毎月の電気代を大幅に抑えることができます。

また、スマートハウスでは家庭内に蓄電池があるため、非常時で停電になっても、電力を常に確保することができます。
台風などが原因で電気の供給がストップしても、安心というわけです。

また、スマートハウスでは太陽光パネルなどを導入するための補助金を受けることができます。
地方自治体によっては、太陽光発電システムだけではなくて住宅用蓄電池、HEMSなどを設置するための補助金ももらえることがありますので、あらかじめ調べておくといいでしょう。

例えば川崎市の場合、太陽光発電システムに関しては出力1kWあたり2万円(上限10万円)、HEMSに対して1万円の補助金をもらうことができます。
これ以外に、定置用リチウムイオン蓄電システム容量1kWhあたりに1万円(上限10万円)、家庭用燃料電池システム(エネファーム)に対しても3万円の補助金が出ます。

スマートハウスのデメリットと今後の課題

スマートハウスにも、デメリットがないわけではありません。
まず、最大のネックは初期コストが高いということです。
太陽光発電システムと住宅用蓄電池を導入するための費用がかかりますし、HEMSに対応していない家電に関しては、買い換えが必要になってきます。

ですから、確かに電気代は節約できますがそのためにかかる初期コストと比較してみた上で、スマートハウスのシステムを導入するかどうかを決定しなければなりません。
今後はHEMSに対応した家電製品が増えていくことが予想されますので、長い目で見て結論を出すことをおすすめします。