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ESD活動支援センター

ガッツポーズをする生徒

ESD活動支援センターの活動目的

ESD活動支援センター(Education for Sustainable Development)とは、持続可能な開発のための教育を提供する団体です。
全国各地に展開されている地域ESD拠点とネットワークを作り、全国に幅広いESDネットワークでそれぞれの活動を支援します。
文部科学省と環境省によって開設されたセンターで、行政とも深いつながりがあります。
そのため、行政の側から活動を支援することも可能です。

ESD活動支援センターの活動目的は、全国各地のESDマルチステークホルダーが地域における取組を幅広いレベルで推進することです。
こうした活動は、一つの団体だけの力では長期的に持続することは難しいものです。
ESD活動支援センターは、全国に幅広く持つネットワークを生かし、それぞれの活動を多方向から支援します。

ESD活動支援センターでは、3つの「つなぐ」を柱としています。
1つ目の「つなぐ」では、環境や人権、平和、消費、文化、開発と言った地球上の多種多様なテーマや活動をつなぎます。
これらのテーマは複雑に絡み合っていることが多く、一筋縄では問題を解決することはできません。
そのため、幅広い方向から多種多様なアプローチをする事により、それぞれのテーマや活動が抱える問題を少しずつ解決することができます。

2つ目は、組織やプログラム、人や会社をつなぎます。
地域というレベルだけではなく、もっと大きな範囲で人の活動や意識をつなぎます。

3つ目は、海外の機関やセンターを情報でつなぎます。
情報提供をしながら互いに学び合うことで、持続可能な社会づくりに貢献できます。

ESD活動支援センターの活動内容

ESD活動支援センターの活動内容は、多岐に渡ります。
ESD支援に関する情報を収集して発信するという点では、WebサイトやSNSなどのツールを利用するほか、研修を開催したり教材を制作して提供するなどの活動を行っています。
活動に関する政策や助成金についての相談やアドバイスについても行っていて、こちらはメールや電話で受け付けています。

ESD支援においては、地域のセンターと連携しながら、その地域のニーズに合わせた支援プログラムを検討します。
地域拠点センターを作ったり、その活動を支援することもESD活動支援センターの職務です。

ESD活動支援センターでは、人材の育成にも積極的に貢献しています。
コーディネーターや実践者、指導者を育成するとともに、活動しやすい環境整備をサポートします。
全国に幅広いネットワークを構築し、全国フォーラムなどを開催することによってそれぞれが互い学び合える環境を提供しています。

ESD活動支援センターに参加するには

ESD活動支援センターは、国が設立した支援センターです。
希望者が自由に参加できる会員制にはなっていませんが、もしもボランティアや有志の団体でESDに関する活動を行う際には、条件を満たせばESD活動支援センターからのサポートを受けることができます。