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土壌汚染について

さびれたドラム缶

自然破壊

空と大地に囲まれて、私たち人間は約700万年もの間、この地球で生きてきました。
豊かな地球の自然が無ければ、人間は現在のように発達はしていなかったことでしょう。
地球は人類に自然を恵んで育ててくれたのです。

しかし、私たち人間はどうでしょう?
もっと便利に生きようと、木を伐採して山を切り開き、たくさんの工場を建てて、自然を破壊し続けてきました。
その結果、空や大地は変わり果てた姿に。
それらを大気汚染や土壌汚染として、問題視するようになったのは、まだつい最近のことです。

特に土壌汚染は、見た目だけでは汚染されているかどうかが分かり難いために、なかなか対策が行われてきませんでした。
日本においては、土壌汚染対策法が施行されたのは、平成15年の2月のこと。
やっと始まったと言うべきでしょう。

土壌汚染とは

土壌汚染とは、工場などで使用された有害物質が土壌に排出され、そのまま蓄積されてしまった状態のことをいいます。
その有害物質は、特定有害物質として揮発性有機化合物をはじめ、重金属、農薬など25種類が定められていますが、それらが使用中に土壌にこぼれてしまったり、排水が川などに漏れてしまったりして土壌汚染が起こってしまいます。
また、これらの有害物質を含む廃棄物が土に埋められ、それが雨などによって回りの土壌に漏れ出して汚染する場合もあります。

土壌に染み込んだ有害物質は、何年経ってもそのままで、放っておけばその内に無くなるというものではありません。
徐々に土壌の中で広がり、場所によっては地下水まで汚染してしまう場合もあります。
その地下水を汚染されているとは知らずに飲んでしまったら、汚染された土で育てられた野菜を食べてしまったら、それは申告な健康被害へと繋がります。

それだけではありません。
汚染された土では健康な野菜が育たたないため、二酸化炭素を減らす役目がある緑が減り、地球温暖化にも大きな影響を及ぼすのです。

土壌汚染を防ぐには

土壌汚染が起こっているのか、いないのか、なかなか目では確かめることができないため、私たちの回りには、まだ何も対策が行われていない土壌汚染が多く残されているのが現状です。
それによって回りの住民が健康被害を受けるのは何としてでも防がなければなりません。
そのためには、まずは土壌汚染を知ることが大切です。
そこで、今回は土壌汚染について、その原因や対策など色々と解説していこうと思います。

様々な公害や大気汚染、それに伴う地球温暖化。
私たち人類がもっと便利に、もっと速く、を追及した結果、土壌汚染だけはなく、色々な問題が今起きています。
地球は今や悲鳴を上げているのです。
私たち1人1人が対策に乗り出せば、ずっと地球を守ることができます。
そのためにも、是非、この記事を読んで勉強をしてください。