身近な水質汚染と対策
水質汚染ですが、水質汚染というのはなにも工場からの排水のみが問題というわけではありません。
近年では、家庭で自然に発生する排水についても問題視されるようになっていますので、以下のような生活、排水にも注意すると、水質汚染の対策につながることがあります。
まず、洗濯について注意をして水質汚染の対策につなげていきましょう。
例えば、衣類から出る汚れなどは水洗いするだけでも、かなりキレイになります。
なので、手もみも取り入れて衣類をキレイにするようにしましょう。
次に、洗剤は適量のみ使用するようにします。
油汚れなどが目立っている場合、ついつい多いほうがキレイになるのでは・・・と思ってしまい、洗剤の使用量が段々と増えてしまう家庭も存在します。
ですが、注意書きに書かれている通り、洗剤というのは洗剤量を多くしても適量の場合と効果に違いが出るわけではありません。
なので、適量のみ使用するだけでも水質汚染の対策につながるのです。
これはお風呂場にも言えます。
ボディソープを多く手に取り、ゴシゴシと泡立てて体を洗うようにすると体がキレイになる・・・と思ってしまうものですが、実際は適量のみ手に取るのが正解です。
ボディソープ、シャンプー、リンスなどは使用し過ぎると、かえって体表に付いている脂を落とす結果になりますし、乾燥肌を作ってしまう原因になることもあります。
つまり、洗剤、ボディソープなどは適量のみの利用で問題ありません。
泡立ちが気になるという場合は、手でボディソープをのばすのではなく、ボディ用のスポンジにボディソープを取り、ゆっくりと水を使って泡立てると良いです。
このような使用方法は洗い上がりがサッパリしますので、水質汚染の対策だけでなく、無駄に使用してしまわないという、上手な使い方も習得できるようになります。
生活に大きく関わる台所でできる対策
昔から水質汚染の対策として良く家庭で使用されているものに、三角コーナーに関するグッズがあります。
小さな食べ物、もしくは調理中に発生した野菜くずなどをまとめて入れられるグッズを使用すると、これらの食べ物が排水に混じってしまう心配もありません。
簡単に利用できるグッズなのですが、今では水質汚染の対策で重要なグッズとして知られるようにもなりました。
その理由ですが、このような食べ物を狙って微生物などが家庭排水にたまるようになるからです。
家庭排水はパイプを通じて河川などに流れ込みますが、河川には微生物が多く潜んでいるので注意しましょう。
このような問題を放置していると、微生物が河川に対して増えすぎてしまうことにより、魚などの居場所が減ってしまうのです。
自然のサイクルが失われてしまうこともありますので、このような問題も放置していると結果的に水質汚染につながることがあります。