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生ゴミ処理機を導入しよう

生ゴミ処理機には複数の種類がある

生ゴミ処理機は、大きく分けると2つの種類があります。
1つ目はコンポストと呼ばれる家庭内設置型で、これは家主がDIYで設置できるのが特徴となっており、購入価格も比較的リーズナブルです。
サイズもコンパクトなものが多く、設置場所も比較的自由に決められるという点が大きなメリットです。

このタイプは、生ごみをコンポスト内に入れると微生物の作用でごみを分解し、乾燥させるというプロセスで処理します。
プロセスにはある程度の時間がかかるとともに、処理の際に発生するニオイが気になるといったデメリットもあります。
また維持や管理に関しては個人が責任をもって行う必要があるため、面倒という点もデメリットかもしれません。

2つ目のタイプは、排水処理システムです。
個人の家庭に設置するタイプではなく、大型の集合住宅に設置された浄化槽を使った処理システムです。
この設備が設置されていると、ゴミ出しをする必要がなく、家庭で出たごみは施設の処理システムを介して分解されることになります。
各家庭が導入するかどうかを決定できないという点、そしてまとまった金額の初期費用が掛かる点がこのタイプのデメリットです。

近年では、ハイスペックな生ゴミ処理機もラインナップされています。
例えば庭など屋外ではなくキッチンに設置する生ゴミ処理機は、コンパクトなサイズ感で使い勝手が良いだけでなく、処理中の音やニオイも最小限に抑えられたものがあります。
ニオイが気になる生ごみはキッチンから出ることが多いため、生ごみが出たらすぐ処理できる生ゴミ処理機があれば、家庭のゴミを大幅に削減できるでしょう。

生ゴミ処理機を導入するメリットとは?

生ゴミ処理機を導入するメリットは、たくさんあります。
まず、家庭で出るゴミを大幅に減らすことができ、地域全体でゴミの量が減ります。
さらにゴミ収集日まで室内でゴミを保管する必要がない点も、家庭にとっては大きなメリットと言えます。
室内にゴミのニオイがこもってしまうのが嫌だという人にとって、これは魅力ではないでしょうか。

処理した生ごみをリサイクルできるというメリットもあります。
処理済みの生ごみは燃えるゴミとして捨てることもできますし、ガーデニングをする人なら堆肥として活用することも可能です。

自治体の補助金制度を活用しよう

生ゴミ処理機の導入に関しては、自治体が助成金を給付していることもあります。
どのタイプの生ゴミ処理機を導入するかによって助成金の金額は異なりますし、自治体ごとに助成金の有無や金額も違います。
多くの場合には、家庭内生ゴミ処理機を導入すると一律で数千円~1万円程度の助成金をもらえるというものです。
ホームセンターなどで販売されている生ゴミ処理機であればDIYで比較的簡単に設置できますし、それで助成金を受け取ることができるため、環境問題に取り組みたい人にとってはぜひ利用したい制度かもしれません。