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プラスチックゴミを出さないようにする

プラスチックゴミの何が問題なのか?

海や川へ捨てられたプラスチックゴミは、海洋汚染を深刻化させるだけでなく、海洋生態系のバランスにも大きな悪影響があります。
使い勝手がとても良くて便利なプラスチックですが、ポイ捨てや不適切な処分によって海に流れ出すことは、サステイナブルな社会を構築する上では食い止めなければいけない課題と言えるでしょう。

プラスチックゴミは、世界中で大きな問題となっています。
2019年に打ち上げられたクジラの胃からは、なんと40キロものビニール袋が出てきました。
日本でも、2018年にはクジラの赤ちゃんの体内からプラスチックごみが発見されています。
海洋生物がエサと間違えてプラスチックごみを食べてしまうと、消化できず体内に蓄積されてしまうだけでなく、胃の中がプラスチックごみでいっぱいとなってしまいエサを食べることができず死んでしまうことも多いのです。

私たちにもできるプラスチックゴミ対策は「3R」

プラスチックゴミに対する対策は3Rと呼ばれており、私達消費者が今すぐに始められるものが数多くあります。
3Rとは、Reduce(減らす)、Reuse(再使用)、そしてRecycle(再利用)のことです。

1つ目のReduceは、生活の中でプラスチックごみの原因となる機会を減らします。
例えば、スーパーへはマイバッグを持参してレジ袋を使わないようにするとか、プラスチック製の容器や食器を使わないといった対策があります。
消費者個人ができるだけでなく、店舗やメーカーなどの企業にとっても、できるだけプラスチックの容器使用をやめることによって大きなプラスチックゴミ対策となるでしょう。

2つ目のReuseは、繰り返して使えるものは積極的に再使用するというものです。
例えば、洗剤やシャンプーの容器は使い終わっても洗って何回でも再使用が可能です。
シャンプーを使い終わったら、ボトルを洗って詰め替えを入れればプラスチックゴミを減らすことができるでしょう。

3つ目のRecycleとは、プラスチックのゴミは分別回収した上で、原料として再利用するというものです。
リサイクルされたプラスチックゴミは、さまざまな製品の原料として生まれ変わることができます。
近年では衣類をはじめ様々な製品に再利用資源が使われており、多くの人から注目されています。

今すぐできることから始めよう

プラスチックゴミ対策は、誰でも今日から始められます。
職場などで利用できるマイ箸を持ち歩き、できるだけプラスチック製のスプーンやフォークは使わないようにしましょう。
川や山などでアウトドアを楽しんだらきちんとゴミを持ち帰り、自宅で適切に処分することもプラスチックゴミ対策として有効です。