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絶滅に関する問題

乾燥した大地

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様々な生物の絶滅

現在、地球上に生息する多くの生物が絶滅の危機にさらされています。
その数は、およそ1万7300種類にのぼると言われています。

地球が誕生して約40億年。
その中で多くの生物が絶滅し、新しい生物が誕生するというサイクルが繰り返されてきました。
恐竜の絶滅やアンモナイトの絶滅は多くの人が知るところでしょう。
40億年の間、全生物の大半が絶滅してしまった大量絶滅が5回あったと考えられています。

様々な調査の結果、それらの大量絶滅に対して、現在起こっている絶滅は約半分程度の進行であると言われています。
半分くらいならまだ大丈夫?そう思うかもしれませんが、過去に起こった絶滅と現在起こっている絶滅を同じように考えてはいけません。

過去の大量絶滅は、地球全体が凍ってしまったり、大きな火山爆発が何万年も繰り返されたりなど、過酷な自然環境が原因で起こっていて、絶滅するに至った期間も何万年という時がかかっているのに対し、現在の絶滅はたかが100年程度の間に起こっているのです。
しかも、その原因は人間による自然破壊なのです。

現在の絶滅がどれほど早いスピードで進行しているのかがお分かりになるでしょう。
私たち人間は、その問題の大きさに気が付かなければなりません。

大量絶滅を止めよう

現在起こっている絶滅は、そのスピードの速さから見ても、大量絶滅の恐れがあると言っても過言ではありません。
過去に起きた大量絶滅で、減少してしまった生物の生態系、多様性が元に戻るまで、2千万年から1億年という長い年月がかかっていることが分かっているそうですから、すぐにでも大量絶滅を食い止めなければなりません。

しかし、今の地球にそれだけの力があるのか危惧する科学者が多いようです。
それは、人間の自然破壊により、大気汚染、水質汚染、土壌汚染が進み、CO2排出量が激増して地球が温暖化し、オゾン層も減少しているからです。
このまま自然破壊が進むと、地球の存続も危なくなってしまうのです。

生物の乱獲、外来種の持ち込みなどが後を絶たず、生物の生態系は今も尚、破壊され続けています。
私たち人間は、他の生物と異なり、考えるという思考能力を持っていて、どうしても欲を優先させてしまい、それを止めることがなかなかできません。

でも、今のままでは人間もいつかは生きられなくなり絶滅してしまうでしょう。
大切な地球を未来の子供たちに残すためにも、自分たちの欲のために自然を破壊することを止め、大量絶滅を食い止めるべきなのです。

そのために、現在では多くの人が活動を初めています。
自分な何もできないと思わずに、できることからで構わないので、あなたも是非、初めてください。
まずは、どのような生物が絶滅危惧種になっているのか、どうしてそのようなことになってしまったのかなどについて調べてみると良いでしょう。