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環境マネジメントについて

TOYOTAの黄色い車

トヨタの環境マネジメントの目的とは?

世界トップクラスの自動車メーカーとして、世界中にたくさんの自動車を提供しているトヨタは、企業責任の一つとして環境マネジメントにかなり力を入れています。
自動車製造の段階では、かなりの化学製品、石油製品、そして地球資源を用います。
また、自動車を利用するためには、ガソリン、ディーゼルなどの化石燃料を消費しますので、地球環境とは大きなかかわりを持っているのです。

そこでトヨタは、「地球環境に寄り添う意識を持ち続ける」という理念を持ち、常に地球環境を考慮して製造活動、自動車の開発を行っています。
こうした活動を通して、自動車が地球環境を損なうことなく、クリーンな手段となることを目的としているのです。
そのため、多角的な活動を行い、環境マネジメントを推し進めています。

期間ごとにプランを作成し目標を達成していくことを定めている

トヨタでは、合計5つの委員会を設置して、それぞれ異なる分野での環境マネジメントを行っています。
単に理念や願いを掲げるだけでなく、具体的な行動を目標に従って行っているというのが、トヨタの環境マネジメントの特徴です。
特に、数年度ごとに期間を区切り、それぞれの期間において達成すべき目標を定め、その目標を達成するための細かな活動を定めています。

企業活動において環境マネジメントというのは、ある意味で生産活動の障害となることもありますので、こうした具体的な目標設定、そして期限を区切っての活動というのは、確実に環境活動を遂行するために欠かせないことです。
特にトヨタの場合は、非常に大規模な生産活動を世界中で行っていますので、企業全体でまとまった指針と目標、そして具体的な行動プランを持つことは、理念設定だけで終わらないために重要なポイントとなっているのです。

グルーバルでの活動が課題となっている

このように、トヨタは全社を挙げて環境マネジメントを行っています。
具体的には、生産プロセスにおける有害物質の削減や排ガスの削減、森林の増加のためのサポートなどが活動に組み込まれています。

しかし、こうした活動は地域によってどうしてもばらつきが出てしまうというのが課題となります。
トヨタの工場は世界中に分散していて、それぞれの地域でインフラや環境への意識の違いがあるため、どうしても完全に統一するのが難しいのです。
とはいえ、他のグローバル企業に比べると、トヨタは非常にまとまった環境マネジメントへの指針と具体的な活動基準を設けていて、全社で一体となる力が強いというメリットがあります。

そのため、こうした課題があるとしても、効果的に環境マネジメントを実施することができていると言えるでしょう。
実際に、国や地域をまたいでの統一された環境ルールが実施されるようになっていますので、大きな前進が見られます。